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ML(えむえる、Meta-Language)は、関数型言語のひとつである。現代風の関数型言語としては歴史が古いほうで、型推論機能などを持つが、デフォルトの評価戦略は遅延評価ではなく先行評価で、書き換えが可能なレコード型を持つなど、いわゆる「純粋関数型」でない特徴や機能を持つ。 == 概要 == 自動定理証明系において、証明の道筋を関数として記述するためのメタ言語として生まれたという経緯を持ち(#歴史の節を参照)、名前はそのことに由来する。構文はISWIMの影響を受けている。 MLによってプログラマに知られるようになった機能に、型推論がある。これは、明示的に型の宣言を行わなくても、データの利用のされ方から、引数や関数の返す型を自動的に推論してくれる機能である。これにより、プログラマの負担が著しく軽減される。 標準(ないし1方言)としてStandard ML (SML) があり、その実装には、 (SML/NJ) や、東北大学電気通信研究所大堀研究室が開発を進めているSML#〔SML#プロジェクト 〕などがある。標準以外の仕様〔OCamlは、表層文法 (surface grammar) すなわち綴りや字句的構文 (lexical syntax) の違いが目立つので差異が大きいと思われやすいが、表層以外の言語の本体はそう違うわけではない。〕の実装としてはOCamlなどがある。詳細仕様は実装ごとに異なっており、各実装での仕様をそれぞれのMLの方言と捉える場合もある。 SMLの詳細とその実装の一覧はStandard MLを参照のこと。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ML (プログラミング言語)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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